トリートメントが効かない髪には共通点がある!その理由教えます!

「どんなに良いトリートメントを使っても、効果が感じられない」そんな経験、ありませんか?

実はそれ、髪の通り道がないからかもしれません。

今回はトリートメントの効果を最大限に引き出すために欠かせない、「CMC(細胞膜複合体)」による通り道作りについて、基礎から実践まで徹底解説します。

目次

まず前提として知っておいてほしいのが、トリートメントは「表面コート」ではなく「内部補修」が主役ということ。

でも、どんなに高機能なPPT(タンパク質)や栄養成分を与えても、中に入らなければ意味がありません。

その原因は?

ダメージ毛では、髪の内部のCMC(細胞間脂質)が流出しており、薬剤が通るルートがない状態

どういうことかと言うと

  • CMC=トリートメント成分の通り道
  • CMCがなければ=浸透できず、表面で弾かれて終わる

これが「良いトリートメントを使っても効果がない」正体です。

CMCの正体は?

CMC(Cell Membrane Complex)は、キューティクルやコルテックスのすき間を埋めるいわば接着剤のような存在です。

主にCMCは、タンパク質47%、脂質53%になっています。

その中で脂質は細胞間脂質と呼ばれ、セラミド、コレステロール、18-MEAなどから成り立っており、互いに規則正しく並ぶラメラ構造を形成し、髪の水分や油分を保持しています。

ダメージを受けた髪では、このラメラ構造が崩れてCMCが流出し、水を含みやすくなる「親水毛」に傾きます。

これがトリートメントの入り口を失った状態です。

ダメージで壊れたCMC成分を髪の内部に浸透させることは技術的に困難でしたが、CMCをナノ化することで超微細なサイズにまで分解されたCMC成分で、キューティクルのすき間をすり抜けて内部に到達することが可能です。

  • キューティクルの隙間は非常に小さく、通常の成分は通れない
  • ナノ化することで、摩擦や表面張力を超えて内部へ浸透
  • 髪内部に“ルート”を作ることで、後から入れるPPTや薬剤の導入効率が劇的に向上

使用タイミングは?

トリートメント前・カラー前・パーマ前など、何かを“導入”する施術の直前がベストタイミングです。

ワクワクneo ミスト

CMCを補給して、ダメージなどで失った通り路を作ることで、カラー、パーマ剤の過剰な作用を抑え、ダメージから髪を守ります。

ナノ化CMCで通り道を作った髪は

  • トリートメント後の手触りが均一
  • 根元から毛先までムラなくハリコシが出る
  • 時間が経っても仕上がりの質感が長持ち

お客様が「家で洗ってもまだサラサラだった!」と実感する理由のひとつが、この髪の受け入れ態勢が整っているかどうかなのです。

CMCって高補修力成分なんでしょ?

導入効率を高めるための準備の工程です。

CMCだけで髪は治る?

CMCはあくまで通り道。中に入れるPPTやポリフェノールなどと組み合わせて初めて補修が成立します。

カットがうまくても、薬剤知識があっても、髪の中に入らなければ結果は出ません。

CMCという通り道を意識し、ナノ化技術を駆使することで、髪は受け入れられる状態になり、トリートメントのポテンシャルをフルに発揮できます。

「なんか効きが悪いな」と感じたときこそ、見直すべきは入口=通り道なのです。

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