紫外線による髪のダメージを防ごう

これから夏に近づくにつれて気になるのが紫外線。
髪は直射日光が直に当たるため、肌よりも紫外線のダメージをもろに受けます。

肌の紫外線対策はしっかりしているのに、髪の紫外線対策は意外と忘れがち。
あなたのお客さまの中に何かパサついているなと感じる方は見えませんか？

それは紫外線によるダメージが関係しているかもしれません。

紫外線によるダメージ

タンパク質の分解

髪の主成分であるタンパク質は、システィン結合により構成されています。

このシスティン結合は、システインというアミノ酸が2つ結合して形成される共有結合です。システインは、側鎖にチオール基(-SH)を持つ唯一のアミノ酸であり、このチオール基同士が酸化されて形成されます。

システィン結合は別名でジスルフィド結合とも呼ばれます。

このシステイン結合はタンパク質の三次構造や四次構造を安定化させる重要な役割を果たします。
また、抗体や酵素などの機能の発揮にも関与しています。

紫外線によりこのタンパク質が分解され切れ毛や枝毛の原因となります。

キューティクルの損傷

キューティクルは髪の表面を覆う保護膜で、紫外線によって破壊されると髪内部のCMCが乱れ、水分や栄養素が流出しやすくなり、剥がれてしまいます。

メラニン色素の分解

メラニン色素は、髪の色素を決定するものです。

髪のメラニン色素は、チロシナーゼという酵素によってチロシンというアミノ酸から生成されます。メラニン色素には、ユーメラニンとフェオメラニンの2種類があり、ユーメラニンが多いほど髪は黒く、フェオメラニンが多いほど髪は赤くなります。

紫外線を受けると、メラニン色素を分解する活性酸素を発生させます。
紫外線は、髪のメラニン色素を直接分解するだけでなく、活性酸素を発生させて間接的にメラニン色素を分解します。そのため髪が褪色したり、白髪になりやすくなります。

紫外線ダメージから髪を守るためには

帽子や日傘をさす

肌の紫外線対策と同様に、外出時は帽子や日傘をさして、髪を直接紫外線から守ることが大切です。

紫外線防止ヘアケア商品を使用する

髪の表面を保護するヘアケア商品の使用も紫外線対策には効果的です。

リトル・サイエンティストの商品では紫外線に効果的な商品があります。
その中でも、紫外線ダメージ抑制機能を備えたガルバCMCケアシリーズがオススメです。

UVケアとしてオウレンを配合し、紫外線から守る効果の天然成分で、UV-Bの20倍以上も降り注いでいるといわれるUV-Aによるダメージを軽減します。

まとめ

髪にとって紫外線は天敵です。髪をパサつかせ、見た目にも影響します。
しっかり対策をして、これからのサマーシーズンを乗り切っていきましょう。